超まとめと称して書いたエントリーから半年以上経ってしまった。いや別にツマンナかったとかそういうことではないのだが、なんつーかね。モチベーションが保てない理由なぞいろいろ思うところはあるのだが、それなりに毎週楽しんではおりました電王。で、最終回と。
ライダーワールドお約束の「世界の終末=敵さん大増殖」に倣い、今年もイマジンがいっぱい。倉庫に置いておくだけじゃもったいない着ぐるみさんたちも久々に日の目をみてよかったネ!な展開に、やっぱり悲壮感みたいなものがイマイチ盛り上がらない私はライダーシリーズ見すぎなのであろう。キバはもう見ないだろうなぁ・・・と思っていた私の心を見透かすようなキャスティング(ザンキさんの中の人)には驚くばかりなのである。うーむ、もう一年付き合うことになるのか。いや、誰も付き合ってくれなんて言ってないのであるが。それにしても電王最終回である。
若い方(?)の侑斗が最後のカードを手にデネブと見詰め合うシーンや、消滅覚悟で戦おうとするモモタロスの粋っぷり。そこそこきゅんきゅんくるのはくるのだが、そもそも、カイの目指す
「この時間を壊す」があんまり実感わかないものだからねぇ。特異点である良太郎がいる限り、時間は結局修復されるわけでしょう?まぁ時間ネタそのものに妥当性も根拠もないからどうとでもなると言えばおしまいだ。その点については靖子にゃんもとっくに承知であろうし、あんまり細かく突っ込むつもりはない。ただ、必死になにかを守ろうとして戦う良太郎と侑斗を見守ってやろうという気持ちで見ていたというのが正直なところ。コハナちゃんのことも多分ああいうオチをつけるのも予測できたし、モモたちが結局のところどうして実体化できたのかとかいうのも考えるだけ野暮なのだから放っておくのがいい。オーナー視点とでもいいますかね。少しサミシイけど。
サミシイといえば、結局大人の方の侑斗は消滅。恐らく一番忘れて欲しくない人・愛理さんの記憶からも消えてしまい、むなしく空を切る愛理さんの伸ばした指の先の彼の心情は察するに余りあるのであるが。
「過去が希望をくれる」 つまり、屈託なく泣きじゃくっていた若い方の侑斗が、いつかきっとたくましくやさしい青年に成長して愛理さんの前に現れる。それが救いであるわけですな。そしてハナちゃんの未来に繋がる・・・うん、いいじゃないすか。モモたち、侑斗とデネブがどこへ向かうのかっつうのもかなり興味ありなのだが、それは見ているものひとりひとりが描く未来(侑斗は過去かな)ってことでね。
ストーリーに破綻があろうがなかろうが気にしない!とにかく楽しかったのは確かであった電王。高岩さん祭りの一年といってもいいくらいのあんなこんなでそれがし大満足でありますた。
ありがとう良太郎、ありがとうモモタロス。