なかなかの滑り出しの電王・第一話である。いろいろなデジャヴ感が散見されるものの、まぁまぁ面白そうだと思った・・・そういえばそんなこと
去年も
一昨年も言ってたような気がするが。
主人公たる青年がシリーズ最年少にして最弱であるとかなんとか、とうとうバイク乗りを辞めてしまう画期的展開とか、よくも悪くも東映くんの前評判戦略は見事であるな。オープニングをゆっくり再生してみると、いろんな
仕込趣向が施される予定(あくまで予定、どこまでフォローされるかは未定と思っておかねばならんのはお約束ですわな)であるのが伺える。良太郎青年が鬼に憑依されることにより複数の人格を持つ可能性やら、なーんだやっぱバイクにも乗るんジャン的チラリズムやら。良太郎のパートナーとなる赤鬼さん・
モモタロスマジレッド風に軽快に踊る踊る・・・やっぱ高岩さんですか。モンスターと契約してパワーを得るということでは龍騎が記憶に新しいが、今回はモンスターそのものが前面に出て強烈なキャラクターを拝ませてくれるあたりに一工夫ありなのだが、その陰には高岩さんその人ありきなのだな。コミカルな演技もクールなサムライアクションもお手の物な高岩さんモモタロスに期待は高まる。声を当てる声優さんも巧者で、
「俺の必殺技!」なるバカっぷりも楽しい。主人公には恒例の新人俳優起用によってのイタタな演技力不足を補う効果も狙ってのモモタロスキャスティングかと思いきや、良太郎役の佐藤氏もなかなかやる気配だ。後は天道のようなキャラ設定ブレみたいなことがないことを祈るのみだが、多重人格っぽい設定であればそれもいい具合に作用するかもしれん。うーむ、例年以上に段取りいい、抜け目ないッスね。
ヒロイン・ハナちゃんに美人お姉さま、そして乗務員ナオミ@真魚ちゃんと 綺麗どころのバランスもいい感じ。そしてデンライナーオーナーが若者ばかりの画ヅラをピリっと引き締める。電車に乗るという設定以外、革新的な設定と言える点はないかもしれないが、冷蔵庫にある残り物野菜でもこんなに美味しいミネストローネが作れるのネ!的改善提案がこれだけ出せる東映の底力を見たように思う。ぜーぜー言いながら走りつづける円谷くんの斜め後方を淡々と走り続ける東映くん。基礎体力があるんだなーと感心しきりなそれがしである。というわけで拙ブログもめでたく電王カテゴリー作成。また1年楽しませていただくことにした。ぐだぐだ文句言いではありますが、よろしくお付き合いお願い申し上げましょう。
年々、シリーズ切り替わりへの抵抗感が薄れていってるのは
敵さんの戦略ドンピシャ、ってことなんでしょうかね。
>叩かれても叩かれてもくじけない(苦笑)
くじけないですよねー。これが円谷くん並みガラスのハート
だったらとっくに「1号ライダー登場」ですね今ごろ。
>しかし,もう「仮面ライダー」の看板は下ろしてもよいように思うのですが。
今度こそ”完全新生”ってことで(笑)